一流のコンサルタントになる3つの方法
一流の経営コンサルタントになる方法として、コンサルタントの資格、学歴、 コンサルティング会社への就職を考えてきました。まず経営コンサルタントの資格と一流の経営コンサルタントとは、まったく無関係です。
学歴は、建前を別にすれば、高学歴ほど有利なことは確かでしょう。 しかし、経営コンサルタントは実力の世界ですから、たとえ高学歴でなくても、学力さえ高めれば、一流の経営コンサルタントになるのに何も支障はないはずです。
経営コンサルティング会社に就職をしたからといって、一流の経営コンサルタントになれるわけではありません。コンサルティング会社への就職は、起業するか、パートナーとして経営に参加し、一流の経営コンサルタントになるための実力を付けるための選択肢の1つとしては、意味があります。
それでは、一流の経営コンサルタントになるために、実際には何をすればよいのでし ょうか。私は次の3つのポイントを押さえることだと考えています。
■ 専門分野を極める
一流の経営コンサルタントになるために、最も重要なことは、専門分野を極めることです。上場企業の社長や役員クラスにコンサルティ ングをするには、それだけの見識と実力を兼ね備えていなけれ ばなりません。
専門分野に関しては、誰にも負けないだけの知識、経験、スキル を身に付けていなければ、できない仕事です。専門分野を身に付ける基礎を築くには、最低3年~5年程度の修行は必要だと思います。
コンサルティング会社で学ぶのもよいでしょうし、専門分野に関わる一般企業で学ぶのもよいでしょう。自らの方向性さえ確立して いれば、学ぶための環境は、いろいろあるはずです。
もちろん、たかが3年~5年程度ですべて身に付くわけではありません。それを基礎として、専門分野に関しては、生涯にわたり研究を継続して、向上し続けることが大切です。
3年で基礎を学び、10年位磨きあげて初めて一流への道が開けます。 一芸は万芸に通ずという言葉がありますが、専門分野を極めることにより、多くの分野の課題解決ができる能力が身に付きます。
■ ネットワークを築く
高度情報化社会になり、いくらコミュニケーションツールが発達しても、ビジネスは、人と人との結びつきで進めるも のです。この本質は時代が変化しても何も変わりません。
仕事も紹介などを通じて、人から依頼されるのですし、課題解決 のための貴重な情報も、人から得られるのです。したがって、一 流の経営コンサルタントになるためには、どれだけ多くの分野の有能な人材とネットワークを持っているかが、極めて重要です。
そして、ネットワークは、一朝一夕にできるものではありませんか ら、若いころから、意識を持って、積極的に人脈づくりをしていかなければなりません。
■ ビジネスを起こす
最後は、自分でビジネスを起こすということです。一流の経営コンサルタ ントは、経営ができなければなりません。したがって、できるだけ早いタイミングで、自らコンサルティング会社を起業するか、あるいは、コンサルティング会社以外の会社を起こすことです。
コンサルティング会社以外の会社を起こし、それが成功すれば、その体験を持って一流の経営コンサルタントになることは、十分に可能です。どちらの道を進むにしても、これからは経営者と経営コンサルタントの二足のわらじを履く経営コンサルタントが活躍する時代になるでしょう。
ネットワークを確立すれば、少数精鋭の会社でも、ビッグなビジネスを展開することが可能です。大事なことは、経営に携わって、重要な仕事を手掛けることです。自らの経営者としての経験と、コンサルティングが相乗効果をあげることが、一流の経営コンサルタントに至る唯一の道です。
コンサルティングファームに残った場合も、パートナーになって、 はじめて経営者の一員になるのですから、その段階から一流の経営コンサルタントへの道が始まると考えればよいでしょう。
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