データ分析の能力を高めます
コンサルタントのスキルの第4番目は「データ分析」です。データ分析はコンサルティングの神髄です。それゆえ、様々なコンサルティングファームが各々の独自のデータ分析フォームを開発しています。それが、ファームの強みとなっています。
■ データ分析の重要性
データ分析の対象となるデータは、財務に関するデータだけではなく、工場ならば稼働率や不良率、小売業ならばPOSデータなどの数値をすべて含めて考えます。実際には、業種・業態により様々なデータがあります。
コンサルティングの規模やテーマにもよりますが、通常は、対象企業の課題抽出に必要なありとあらゆるデータを入手して、それらを分析していきます。必要に応じて、作業時間の計測などもします。データ分析は、コンサルティングで、最も膨大な時間がかかる部分です。
■ データ分析の手法
データ分析の手法は、実に様々です。ごく単純なパレート分析か ら、複雑な関数を用いた統計分析に至るまで、データの種類や、 目的によって、分析手法を検討します。
ボストン・コンサルティンググループが1970年代に開発して、そ の後、一般的に広まったプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント (PPM)のように、各コンサルタント会社が独自に開発したデータ 分析手法が数多くあります。
PPMのように公表して、広く使われているものもありますが、企業内だけで使われている手法もあります。どのようなデータに対して どのような分析をするかは、コンサルタント会社の重要なノウハウ です。
ポイント
コンサルティングスキル5「全体構想力」もご覧ください。
-
コンサルティングスキル5|全体構想力
全体構想力を持つことが大切です コンサルタントのスキルの第5番目は「全体構想力」です。データ分析などによって細分化した事象を組み立てて、全体像を描くことです。これを行うには、何度も試行錯誤を繰り返すこ ...
続きを見る
コンサルティングスキル全体をご覧になりたい方は、下記のページまで戻ってご覧ください。
-
コンサルティングスキル!コンサルタントに必要な10のスキル
コンサルタントはどのように仕事をしているのでしょうか?コンサルタントに必要な10のスキルを厳選してご説明します。10のスキルを縦横無尽に使いこなすことにより、クライアント企業の課題を明確にして、課題解 ...
続きを見る