組織

コンサルタントになるには4|経営コンサルティング会社の組織

コンサルティング会社の組織

一斉スタート

一流コンサルタントになるために、コンサルティングファームに就職しようとする場合には、コンサルティングファームの組織形態を知っておいたほうがよいでしょう。一般の会社とは、組織形態が少し異なるからです。

自分のキャリアプランを作成するためにも、コンサルティングファームの組織の中で生きていくのか、いずれかの段階で起業ないしは転職するのかなど、あらかじめ検討しておくことが必要です。

■ コンサルティングファームとは

コンサルティングファーム

コンサルティング会社は、自らのことをコンサルティングファームと 呼んでいます。名称だけではなく、実際に通常の企業とは相当に異な った組織形態となっています。

戦略系コンサルティングファームが米国からやってきたこともあり、 その独特な組織形態が日本でも色濃く反映されています。

一般の企業とは異なり、社員は固定した部署に所属せずに、個々の案件に応じてプロジェクトを組んで仕事に当たります。案件ごとに応募制のファームもあれば、指名制のファームもあります。

クライアントと呼ばれる顧客企業に常駐することも多いので、自社内では、固定した席を持っていないというファームも多いです。

■ コンサルティングファームの職位

職位

コンサルティングファームは中途採用も多いのですが、新卒で入るとアナリストという職位に就きます。資料収集、インタビュー、アンケ ート分析など雑務全般を担当します。

3年くらい経つとコンサルタントという職位に就きます。中途入社の人は、経歴にもよりますが、この職位からスタートする人が多いようです。コンサルタントは、クライアンの中堅社員と一緒に実務推進を していきます。

ここから先は能力次第ですが、概ね5年~10年経つとマネージャー という職位に就きます。マネージャーは業務進行管理、提案書やプレ ゼン資料などを取りまとめる実務責任者です。

入社から10年以上経つとパートナーになれる可能性がでてきます。 パートナーになるのは、概ね10人に1人くらいで、残りは途中で辞 めていきます。

パートナーは、経営層としてファームの経営を担うと共に、業務では、最も重要な新規案件の獲得という役割を果たします。

コンサルティングファームに就職した場合は、一流コンサルタントとして認められるのは、パートナーまで上り詰めた人だけです。

ただ単にコンサルティングファームに勤めただけでは、スタート台に立ったに過ぎません。そこで様々なことを学び、競争に打ち勝つことでパートナーになり、はじめて一流コンサルタントの仲間入りができ るのです。

ポイント

コンサルタントになるには5「一流の経営コンサルタントになる3つの方法」もご覧ください。

一流の経営コンサルタントになる3つの方法
コンサルタントになるには5|一流の経営コンサルタントになる3つの方法

一流のコンサルタントになる3つの方法 一流の経営コンサルタントになる方法として、コンサルタントの資格、学歴、 コンサルティング会社への就職を考えてきました。まず経営コンサルタントの資格と一流の経営コン ...

続きを見る

「コンサルタントになるには」の全体をご覧になりたい方は、下記のページに戻ってご覧ください。

コンサルタント
コンサルタントになるには!資格、学歴、就職などコンサルタントになる方法

コンサルタントとは何か?コンサルタントになるには、どうすればよいのでしょうか?資格が必要?学歴は高くなくては無理?就職はどこにしたらよい?など、コンサルタントになる方法を具体的にご説明します。コンサル ...

続きを見る