コンサルティングスキル７｜ＰＤＣＡサイクル

ＰＤＣＡサイクルを回すのは基本中の基本です

コンサルタントのスキルの第７番目は「ＰＤＣＡサイクル」です。なんだそんなことかと思われた方も多いと思います。確かに、少し陳腐化された言葉ですが、コンサルタントにとっても、基本中の基本であることは確かです。

■ ＰＤＣＡサイクルの重要性

ＰＤＣＡ サイクルに関しては、ご説明しなくても、大半の方がご存じだと思いますが、Ｐｌａｎ－Ｄｏ－Ｃｈｅｃｋ-Ａｃｔｉｏｎの略です。今更と思われるかもしれませんが、基本中の基本はそれだけ重要だということです。

計画を立てて、実行して、評価する、そして改善策を実行する。このサイクルを繰り返せということです。以前はＰＤＣだけだったのですが、その後、ＰＤＣにＡを追加して、ＰＤＣＡサイクルということが多くなりました。

また、最近では、セブンイレブンのＰＯＳ分析で有名になった、「仮説－実行－検証 」という言い方がよく使われるようですが、これはＰＤＣＡと、ほぼ同じ意味で使われていると考えてよいでしょう。

ＰＤＣＡサイクルは、ビジネス活動の基本中の基本ですから、コンサ ルティングにおいても、当然、このサイクルを回すことにより、業務を進めていくのです。

■ ＰＤＣＡサイクルにおけるコンサルタントの役割

コンサルタントの役割は、ＰＤＣＡサイクルのＰすなわち計画に重点 を置くのが一般的です。つまり、現状分析をして、戦略策定と計画立案をして、プレゼンテーションするまでをコンサルティングの業務領域と捉える考え方です。

しかし、ＰＤＣＡのＤから先をクライアントまかせにすると、計画通りに実行できずに終わってしまうことがあります。したがって、コンサルタントは、実行から検証までを含めて業務領域と設定するか、事前にクライアントが着実に実行できるように、きめ細かいアクションプランを設計するか、いずれかの対策を取ることが大切です。

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